174日本小リ,l放射線学会雑,緒
VoL17No、3,2001175
あった.
家族歴:特記事項なし
起始絲過:1m液生化学データーヒル1:機能異常 (総ビリルビン1.2mg/dLAST2621U/0,
A1jr2201U/0,LDH5501U/0,AIP16251U/',
γGPT19751U/L)を認めたため,定期的に腹 部CTが施行され,脂肪肝あるいは薬剤性のび まんlyl:111:|鱗!;が疑われていた.平成12年12月26 日に施行されたフォローアップの腹部11i純CT にてⅢ以liiにはみられなかった左上腹部の蕊胞 性病変が出現し,翌年1月17日に施行された造 影CT(Fig.1)では蕊胞はjW大傾向を示し,脚 のⅢE大,11紬の低吸収域,I1filWil囲の後112脱脂肪 織の搬度上昇および腹水の出現を認めた.CT 上急性l1flf炎にともなう11lli仮性嚢胞の形成と診断
した.1,1液データ上は白血球12,000//L(0,CRP
19.81119/(〃と炎症所兄を総め,アミラーゼは346はじめに
今1111税々は脳性麻癖忠児に発症した|ドド炎後の 仮性脚襲胞に対し,バルーン拡張術を|)M]した 経皮経W仮性襲胞ドレナージを施行したので報 告する.
症例 症例:10歳男児
主訴:けいれん重jliiM,111:機能異常.不|リ]熱
(37.5度前後)
既往雁:平成11年1211''1mに頭痛,発熱,け いれんI耐i発作があり.近医受診後に当院へ転 送.けいれんの原因はウイルス性脳炎が疑われ たが、脳炎の原因は明らかにできなかった.け いれんのコントロールは不良であり,症候性て んかんに職行し、当院小リ,L科病棟に入ルビ''1で
a’5
FiglPseudocystandacute pancreatitisdiagnosed bycontrastenhanced
abdominalCT
a:Notepancreaticpseudocystas anovalshapedlowdensilyarea betweenstomachandspleen・
ThereisagasLrostomyiubeill theslomach(arrow).Right lobeoflivershowsasegmental lowdensilyarea.
b:Note[heinhomogenousretro‐
peritonealfatdensityaround pancreas、Also,pancreatic parellchymashowslllultipIe smallcysticcomponellts.
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176日本小児放射線学会雑誌
IU/((正常値55-1751U/().膵111米アミラー ゼは1081U/01(jE常値22~701U/()と1「i値を 示し膵炎が示唆された.また持続する不Iリl熱は 膵炎と聯仮性嚢胞の感染がllj咽と考えられた.
CT上膵仮性嚢胞は増大し,抗生剤投与等の|ノリ 科的治療後も炎ソit;の改善は)!』られず,経皮的嚢 胞ドレナージの適応と考えられた.
平成13年11二l291FIに全身麻l11iI1下,内視鋭ガイ ド下,およびCTガイド下にて経皮経胃膵躯胞ド レナージを施行した(Fig.2).忠児はすでに胃艇 が造設してあったため1V壁I11il定は行わず,内視 鏡にて送気し胃壁を腹壁に密着させ.皮府マー カーを付けて位慨決めを行い,18ゲージのPTCD 針にて穿刺後,8Fr、のピッグテール型ドレナー
ジチューブ(ユレシル社製)を留臓した.初1,1 ドレナージ排液のアミラーゼは57501U/'とirH IIl(を示し,嚢胞内の樹濃度の膵液貯留が疑われ た.その後'二11n球とCRPのj怪度上昇は持続した が,膵鍵胞は縮小し1m液データ上アミラーゼは iMr化した.1門1年3115日(Iルナージチュー ブ留置より351三1月)に痩孔造影を施行すると’
蕊胞とjミ膵櫛との交通が1illi認されたため,透視
「に胃後壁のff通部のバルーン拡張を試みた が,ガイドワイヤーが逸脱したためドレナージ チューブを抜去した.その後経過中CTにて岬 蕊胞の秤発は認めなかったが,穿刺から約2力 11後のCT(Fig.3)にて,胃内I1Illに13×8cm大 の仮性褒胞が再発した.このため同年5月2111
露
のどのどのど[
Fig.2Peにutaneouscystgastro-stomyunderCTguidance 8Fr・pigtailcatheterisplaced・
NoteLipofcatheterinpseudo‐
cvst(arrow).
Fig3Recurrenceofpseudo‐
Notelal-gecystic]esionincyst media1sideofstomachasa recurrenceofpancreatic pseudocyst、Itseemstobe difherentinorigincompared toinitialpseudocyst.
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VoL17No3,2001177
ニーーー’:仮‐F104『■0010111‐-1山前NNu扣刈Ⅱd富”●。□図国辱u蝉一準》
仏
I
Fig.4aFistulography
Pancreaticduct(arrow)is contrastedbyfisutulography・
Connectionbetweenpseudo‐
cystandpallcreaUcductis
establishe。.
「
Lh,
灘
b b
Fig4bDiagramoffistulography
a;colltrastmaterialincardiaolstomach,b;
apncreaticduct,c;pancreaticl〕seudocyst,
。;pigtailcatheterk)rpseudocyst,e;ED tubehomgastrostomy
愚 愚
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Iゴ
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〆
Fig.5Balloondilatationof transfixion
NotewaistoIballooncatheter
(arrow)attransfixionofpos‐
teriorwalloIstomachbefOre dilataLion.
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--
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178「1本小児放射線学会雑誌
ヨ
エ
Fig6Disapearanceofpseudo-cystonfollow-upCT PreviousIydemonstrated pseudocysthasdisappeared onf011ow-upCT,whichwas performed2monlhsafter balloondilatation.
に,|リ度全身IlIiI1IW:「’1ノリ視鏡|〈,CTガイド下に て経皮経胃IWi鍵胞ドレナージを施行した.21111
||の下枝は11I1lIlにバルーン拡脹術が失敗した ことを踏まえ,穿刺ii11:後のドレナージカテーテ ル留|例に先立ちバルーン拡張術を施イルた.バ ルーンは10ⅢⅢ経,4cm長の1,櫛拡張川バルーン (powernexl〕Ius,コーディスド|:製)をIli川し,
内視鈍にて位Ir,ifをIilf認して10節11:,30秒21口|拡 張を行い,その後ピッグテールカテーテルをfW i濁した.さらにその2週間後に透視下にて嚢胞 と膵櫛との交通を確認後(Fig.4)にiiilljl同様 のバルーン(1()111m様,4ClⅡ長,])owerHexplus,
コーディス社製)を使川し,バルーン拡張術を 迫力Ⅱした.バルーンのくびれがii1i失するように 10気圧,30秒21,1施イルた(Fig.5).l1j;張術施 行後の確認の造形にて注入した造影剤のWへの 良好な流i1llを,;:Rめた.その後3週間|ルナージ チューブをクランプにて留置した後にチューブ を抜式した.「技の全経過を)、じ明らかな合Iji 症の発現はみられなかった.またバルーン拡張 術施行約2力’1後のCT(Fig.6)にて,仮性蕊 胞のili発はみられなかった.
る薬剤にはステロイド,抗)|陥り,免疫'''1制剤,
利尿パリ,抗けいれんパリなどがhI1られている.抗 けいれん剤のなかでもバルプロ酸ナトリウム投 ノ).「'1の膵炎の合併は多数報fliされている1,2).
水例も脳炎後のてんかんに対しバルプロ賊ナ トリウム役ljの既往はあるが,膵炎発症の約1 年Iiiiに投薬をIl1llZされており,そのIjM述性は低 いと思われる.本例は膵炎の発症をiji後して,
てんかんに対してフェニトイン(アレビアチン 注),ミダゾラム(ドルミカム)を.また感染 症に対し多Ii11i類かつ多量の抗('三物賀を使川し,
さらに,蘭カロリー11iii液符理やl11fi肋製剤(イント ラファット注)も投lj、されていた.フェニトイ ンに旭|A1する1Wi炎の合併は稀と思われるが過去
に数例の症例報告があり3),脂肪製剤による1Wi 炎も、liM告されている4).また,rliカロリー輸液に よる過栄鍵が脂肪'11:を惹起し,liil液データー上1Ⅱ:
機能異常を認め,CT上肝内の不均一な低吸収 域を11ルたIIJ能性も奪えられる.本例における 膵炎,肝障1,1;の夜接的な原1kIは不1111であるが,
前述の薬剤や'liiiii液等に'uiklするIil能性が示唆さ れた.
ル(|:仮性嚢胞は経皮的に1ルナージを行って治 療しようとしても、IWi管と交辿があるものは腫 期|H1のドレナージとなることがあり,ときに雌 治|'|;の膵液皮Illfi噸となる場合がある.また手術 にて仮性裟胞を除去しても、iIj発することが多 考察
小児の急性IWi炎の原1AIとして特発性ルiX炎以外 に外Ijj,感染Ⅲii,先犬性11[1道|';Il§症,轆斤'1など による続発性膵炎が挙げられる.膵炎を惹起す
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